これまで「水源の森キャンプ場」と「第一キャンプ場」、そして希望者はキャンプ利用をすることも出来る「フリーサイト(芝生広場)」と「金屋子広場」をご紹介してきました。
すべてを徒歩で廻るのは困難なほど、とても広い「ひろしま県民の森」。
ここで改めて、2021年9月現在、主に利用されている3つのキャンプ場を比較してみましょう(テント区画の利用料は同じ¥2,200/泊、いずれも電源・水道無です)。
■「水源の滝キャンプ場」テント8区画。オート不可、トイレ無、炊事棟無※水場のみ
■「第一キャンプ場」常設48区画、テント14区画。オート可、トイレ2(内1は改装済)、炊事棟2
■「第四キャンプ場」テント21区画。オート可、トイレ1(改装済)、炊事棟2
「第一」と「第四」はほぼ同条件で、「水源の滝」は明らかに条件が悪いですね。
なお、下図の左上にある「第三キャンプ場」は老朽化のため、現在は利用を停止されているようです。
また、「第二キャンプ場」はきっとどこかにひっそりと佇んでいるのでしょうね。天空の城ラピュタのように、いつか誰かに発見されることがあるのでしょうか。
さて、施設紹介の最後となる今回は、一番人気らしい「第四キャンプ場」。
確かに、「第四」が一番人気になるのは、分かる気がします。
前述の通り、「水源の滝」はオート不可でトイレ・炊事場無ですし、「第一」は一見すると鬱蒼としたイメージ。
一方、この案内図を見ても、予約サイト「なっぷ」を見る限り「第四」が最も洗練された印象を受けますものね。私も予約時に空きがあれば、「第四」に予約を入れていました。
さぁそれでは、公園センター先の「六の原橋」を渡った、①の所からスタートしましょう。
まずは公園センター側から、反時計回りに見る。
水源の滝側クリステル。
おばけトイレ側(失礼m(_ _)m)。
金屋子神社側。右に見える赤い屋根の建物は、以前は売店だったようです。
この先が金屋子神社がある広場で、右の道を行けば「毛無山」です。
次回は、この道を登って行きますぞ!(ここに戻って来たのは、なんと4時間30分後…)
そして、今回の目的地「第四キャンプ場」は、旧売店の横を上がって行きます。ここから車の離合が困難な道なので、お気を付けください。
なお、「第四」から公園センターへの移動は、車移動が基本になると思います。
まず左側に見えて来たのは、1、2、3番サイト。
完全にグルキャン用のサイトですね。各区画はやはり4m角程度の木枠で囲まれていますが、周囲と一体的になっているので、使いやすそうですね。
「現在地」のところから、その先は分かれ道になっています。
左側へ。ここからは一方通行。
左側にトイレ。
改装されているだけあって、さすがに綺麗に整っています。
個室は洋式で、温水洗浄便座付き。ただ、残念ながら清掃状態は微妙な感じ。
トイレに隣接して、同じ仕様の炊事棟が2棟。
引き続きサイトのご紹介。まずは炊事棟の先、4~7番サイト。
手前から4番、5番、車が停まっているところが6番で、突き当りが7番サイト。
ここで私が驚いたのは「第四」は全体的に「道路が狭く」「急斜面」ということ。そして「サイトが狭い」こと。駐車スペース込みで、間口はおよそ3m、奥行きが8~10mくらいでしょうか。
いや、サイトが狭いというのは「水源の滝」「第一」も同じ。「ひろしま県民の森」のテントサイトはどこも4m角程度の木枠で仕切られており、テントやタープを張るのはその区画内が原則です。
ただ、お隣のサイトと隣接していなければ、多少は枠外に張り出すことが認められていますし、何より過ごしやすいものなのですが、こんなにピッタリは…。「アウトドアファンキャンプフィールド」の湖畔サイトを思い出す…。
突き当りの7番で振り返る。右下が6番サイト。
ピッタリと寄り添う4番と5番とは異なり、6番と7番は独立しているので、これなら過ごしやすそうですが、狭いことには変わりません(^^;)
7番サイト。
すぐ横に沢が流れ、雰囲気は良いですね。
次に、分かれ道のところに戻って、8番サイトから赤矢印のようにご紹介します。
炊事棟のすぐ上にある8番サイト。ここは広いのですが、実はこれで3サイト。
ただ、こちらは1~3番サイトと違い、ファミリー3組でのグルキャンは難しいと思います。なお、1組や2組で利用しても、3サイト分の¥6,600/泊です。
10番サイト。
9番と共によく確認をしていないのですが、ここは駐車がしやすそうですし、独立しているので過ごしやすそう。
道路向かいの11番。左(下)側が駐車スペースで、右(上)側がテントスペース。
道路幅が狭く、かつ斜面なので、ここの駐車は難しそうですね。
12番サイト。
ツールームが張れるかもしれませんが、ギリギリですね。そして、やはり前も後ろも大接近(@_@)
奥の方から6番サイトを見る。焚き火はこちら側ですかね?
13番と14番。いやぁ、どこもキツイな~。それに、ファミリーには狭いし、ソロって雰囲気でもないし…。
13番の向いには水場があります。
15番サイト。
16番サイト。16番の駐車場が何処なのかは分かりませんm(_ _)m
その先にある回転場に、我が家のフリード。ここに一時駐車をさせていただいて取材をしました。
この回転場から見た、17番と18番サイトへの道。こんな急カーブです。
「第四キャンプ場」の最上部になる、17番と18番サイト。
17番のすぐ下にも、水場があります。
炊事棟まで距離があるうえに坂道なので、とても助かります。
最後が18番サイト。十分な広さがあり、ツールームなど大型テントでもおよそ張れそうです。ただ、ここで車の回転をするのは難しそうなので、先ほどの回転場で向きを変えて、バックで登って来ることになるのかもしれません。
このように、サイトの広さやお隣との距離の他に、車の通行や駐車に関しても困難な環境にあると思いますので、特に大きなテントや車をお持ちの方はご注意ください。
事前に調べて、想像していた印象とは大きく異なる環境だったので、かなり驚きました。
ただ、このような所謂「旧規格」のキャンプサイトの場合、余裕をもって利用できるように予約数を調整されていることが多いので、後日確認をしましたが、18区画すべての予約を取られているとの事でした。
とは言え、ここが利用しにくいということは管理者の(株)アグリヒバゴンさんももちろんご承知のうえで、その代替提案が「フリーサイト(芝生広場)」や「金屋子広場」なんですね。
例え満サイトでも「フリーサイト」に移動される方もいらっしゃるでしょうから、実際には「第四」もそれほど牛牛にならないのかもしれません。
今後、我が家が「第四」を利用することはありませんが、「フリーサイトを利用するために「第四」に予約を入れる」ことは十分にあると思います。
それにしても、このフリーサイトの正式な利用開始が、待ち遠しいですね!
トイレと炊事場の整備が進めば、予約を取るのが難しい、人気のサイトになると思います。
そして、こちらの「金屋子広場」も(^^)/
ここにトイレや炊事棟が建って、この絶景を手軽に楽しめるようになる日が楽しみです!今後の「ひろしま県民の森」に大注目ですね。
また、「ひろしま県民の森」でのキャンプは、連泊が特におすすめです。是非なか日には、周囲に連なる山々でトレッキング(山登り)を!
次回は、53歳のぽっちゃり親父、現代のナイチンゲール(年齢不詳)、10歳のダンボール箱入娘、6歳のカブトムシ。こんなメンバーで臨んだ毛無山登山の様子をご紹介します。
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