「ひろしま県民の森」の最終回は、へなちょこファミリーによる毛無山登山をご紹介します。
「この人達でも登れるんじゃね~」
その通り!最も心配していた姫様も終始ご機嫌のまま、無事往復出来ました。
こどもたちの自然学習体験、そしてお父様、お母様の運動不足解消に、皆様もいかがですか?
「ひろしま県民の森」周辺の山々は登山道が整備されており、初心者でも登りやすいと言われています。なかでも最も歩きやすいというルートが「毛無山コース」。
公園センターを出発し60分で毛無山山頂へ、下りは出雲峠を経由して公園センターに戻るという、往復およそ6kmで所要時間2~2.5時間というコースです。
我が家の場合、「イタリア人なみの休憩」+「フランス人なみの昼食」をとる予定なので、プラス1.5時間として、所用時間は3.5~4時間くらいでしょうか。
いずれにしても2泊3日のなか日ですから、のんびり参ります。
「ひろしま県民の森.3 ~第一キャンプ場、金屋子神社~」のゴール地点、金屋子広場入口のところ(赤丸)。
この右側が、毛無山登山道(赤矢印)の出発点です。
10:15。「行くぞ!」「おーーーっ!」
おいおい楽勝じゃん!
ところが1分後…、
早速、右折の案内板。
いや、そうですよね。これは登山ですものね。
我に七難八苦を与えたまえ。
とは言っても、綺麗に整備されていますし傾斜も緩やかなので、特に問題なく登れます。
むしろ、いつものようにボクが先頭でドンドン進んで行くので、抑えるのが大変(^^;)
途中で、珍しい花やキノコを眺めたりしながら、休憩をとりつつ登ります。
最後の辺りは少し急な坂。
なんだ坂、こんな坂。
開けました!久しぶりの青空です。
美しい山並みが見渡せます。山頂はもうすぐ。
公園の遊歩道のような道で、ウイニングウォーク。
そして、
登頂イエーーーイ!
毛無山1,149mを征服しました。
石積みに上乗せをしてみます。山頂あるある?
お姉ちゃんも負けずに。
毛無山の標高は、1,149m5cmになりました。
さぁ、ご飯にしましょう。
二人に指令。この時のために買ったオゼンライトの組立てです。
全く知らなければ、これは難しいですよね。少しだけヒント。
組立てが簡単なSOTOのフィールドホッパー(395g)より、125g軽いオゼンライト(270g)をセレクト。ふたつ欲しかったので、計250gの軽量化。
何とか組み立てられたので、調理開始。
本日のメニューは、早茹でパスタとカレーメシ。山登りっぽいでしょ(^^)/
やはり今回用に購入した、軽量シングルバーナーとガスカートリッジホルダー。
シングルバーナーでしたら、SOTOのST-310は持っていますが、登山に特化したバーナーならOD缶でもOKでしょう。そこで軽量化を追求して、プリムスのP-153を購入。350g→110gで、240gの軽量化。
当然、燃料も容量250gの一般的なCB缶(350g)ではなく、容量110gのOD缶(213g)を使うことで、こちらは137gの軽量化。
チリも積もればアルゼンチン。
パスタが茹で汁を吸って、丁度なくなりました。あとはソースを和えるだけ(トングはダイソー製)。
初めて作りましたけど、意外に美味しい。あっさりピリ辛なので、炎天下でも食べやすかったです。次回は他の味にチャレンジしてみます!
男の子チームはカーキ、女の子チームはベージュ。
山では残飯や残り汁を捨てることが出来ませんし、軽量で調理が簡単な早茹で(サラダ)パスタは正解でした。
心身共に元気いっぱいになったところで、下山です。
みんなが疲れていたら、登った道をそのまま戻ろうと思っていましたが、元気そうなので、当初の予定通り出雲峠を経由したルートで下山することにしました。
同じ道より、まだ見ぬ道ですよね。
こちらの方が遠回りになるので、勾配は緩やかになるのかと思いきや、かなりの急坂です。
トレッキングポールをうまく使って、慎重に。
2セットで計4本を、ひとり1本ずつ使っていますが、有ると無いでは大違い。
少し平坦になったと思ったら、今度は草むら。姫様の背丈(130cm)くらいあります。ワイルドだろ〜。
そして思いの外、小さな分かれ道があります。
まぁ、下って行けば、何処かに着くでしょう。
登りとは違い道幅は狭く、サバイバルっぽい雰囲気。
ただ、ハチやアブ、蚊など害虫には出会いませんでしたし、暑くもなく快適。
しばらくして日光に照らされた草原に出ました。ホッとする瞬間。
先導役のボクから「建物発見!」の報告が入りました。
避難小屋と、
トイレです。
キャンプ場紹介ブロガーの性でしょうか、トイレを覗いて写真を撮りましたが、掲載するのは憚られる。男子たるもの、ここで用を足せる度量が欲しい。
ちっちゃい事を気にするな、ワカチコ ワカチコ!
ここが出雲峠のようです。山に入って初めて水場がありました。
山頂から30分となっていますが、1時間くらいかかったような気がします。牛歩戦術。
我が家より先に下山を開始された男性とここで再会したので、やはり別の下山ルートもあるようですね。
この先は道幅が広く、勾配も緩やか。ふたりは歌を歌いながら下りて行きます。
熊さ〜んに、出〜会〜った♪ (^^;)オイオイ
そして、広い道に出ました。
目の前にはなんと、鉄筋コンクリート造3階建の建物があります。
そして「第三キャンプ場」という看板も。
①のところのようですね。
骨組だけ残された常設テントや、損傷が激しい炊事棟。
ここまで帰れば、ゴールは目前です。
さぁ、あと一息!
14:45。出発から、なんと4時間30分後に到着。
モニュメントの前で記念撮影。みんなよく頑張りました。
当初は「登れないかも」と不安がっていた姫様も、これで自信が付いたことでしょう。
さぁ、みんな自分へのご褒美として高級ジェラートを食べて、今日は早めにお風呂に入ろうかね。
おしまい