広島県に発令されていた緊急事態宣言が解除された6月20日の翌週末、2021年6月27日(土)に、広島県竹原市忠海町にある…と言うよりも、忠海の沖合約3km「大久野島」にある「休暇村 大久野島キャンプ場」に行って来ました。
2018年10月訪問時の「1」でご紹介の他にも、「ウサギ目当て」で何度か行ったことはあるので、大久野島の第二本館の途中にあるこのキャンプ場は、いつも目にしていました。ただ、大久野島は「離島」ということで、ファミキャンには少しハードルが高かったんですよね。
今回、こども達からのリクエストがありましたし、人気が高いキャンプ場でもあるので、ここは「キャンプ泊」をしてみなければ。
キャンプブロガー魂 メラメラ!
予約日のおよそ1ヶ月前、お手紙が届きました。
気分がグーーーーンと盛り上がるうえに、ちゃんと予約が出来ているんだという安心感があって、嬉しいお知らせシステム。
この案内だけで、お酒が呑めるわ。
何やら休暇村は60周年ということで、さまざまなイベントや企画を用意されているようです。なかでも食事(ビュッフェ)に力を入れられている感じが伝わってきます。ムキッ!
我が家は、姫様が1歳の時に本館に宿泊しましたが、確かに夕食・朝食共にすごく美味しかった。
「広島で2番目に安うて旨い店」
2021年6月27日(土)雨。
忠海港に現れた女王様一家。こども達が手にするのは、大きな荷物…?
なんと、手荷物だけで瀬戸内海単独横断という大挑戦です!これには、リンドバーグもびっくりドンキー。だって、第二桟橋からキャンプ場駐車場までだけだから、「のんびらんどうましま」より近いですもんね。
今すぐkiss me Wow Wow Go away I miss you ♪
(注)カートは自転車、キャリーバッグは手荷物扱い。
<大三島フェリー>
そして、およそ15分後。やりました。無事に大久野島に到着しました!これには、ニール・アームストロング船長もびっくり。
これは一人の人間にとっては小さな一歩ですが、ファミリーキャンパーにとっては偉大な飛躍でしょう。
キャンプギアはすべてカートに載せ、黒いキャリーバッグには4人分の着替えと海水浴セット(ライフジャケット+マリンシューズなど)。
父ちゃん、これで本当に大丈夫?
今回は1泊2日ということで、ウサギの餌を1kg強持参。景気よく、河井夫妻のようにバラ撒きます。(注)ウサギが食べ残さないように、過度に与えないようにしましょう。
君の笑顔を守りたい。
カートを引くボクが休憩している間に、炊事棟の取材。
離島の水が貴重であることは、どこも同じ。
ただ大久野島の場合、終戦直後に埋設処分された毒ガスによる土壌汚染があったために、井戸水の利用を中止。安全が確認された現在でも、飲用水とプールの水はすべて船で島外から運ばれているようです。
だからなんですね、この炊事棟。蛇口をひねっている間だけ水が出る仕組みなので、洗い物がとても難しい。でも、こんな背景を知っていれば、とても有難く思えるものですね。
■休暇村 大久野島キャンプ場
【施設概要】
・営業期間:通年
・定休日:無
・管理対応時間:8:00~20:00(本館)
※7月中旬~8月下旬は「キャンプ場管理棟」を開設
・夜間緊急対応:無
・チェックイン:13:00~17:00(案内書)
・チェックアウト:~11:00
・アーリー/レイト:無
・デイキャン:無
・静粛指定時間:21:00~
・予約受付方法/開始:TEL/利用日6ヶ月前の午前9時、Web/利用日6ヶ月前の翌日午前0時
・サイト指定:不可(相談可)
・現金以外の支払い:各種カード可(本館のみ)
・割引:有(障がい者など)
・ペット:不可
・ごみ処分:不可
・レンタル:有(充実)
・販売:薪(¥500)、炭、氷、軽食など
・酒類販売:有(本館)売店/8:00~21:00
・飲料販売:有(屋外自動販売機)
・飲食設備:有(本館)カフェ/10:00~20:30、レストラン/11:30~14:00
・シャワー設備:無
・入浴施設:有(本館/温泉)13:00~21:00(¥420/大人、¥370/4歳~小学生)
・コインランドリー:有(本館2F)
・花火:手持ちのみ可(指定場所)
・遊具:屋外プール、レンタサイクル、テニスコート、体験プログラムなど
・その他:毒ガス資料館など戦時施設跡、海水浴場、散策道など
【利用料】管理料+サイト料
<管理料>
¥420/人※4歳以上
<サイト料>
・手ぶらでキャンプ朝夕2食付(夕食:広島牛BBQ)
¥12,500~/大人
・手ぶらでキャンプ朝夕2食付(夕食:ビュッフェ)
¥12,500~/大人
・手ぶらでキャンプ朝夕2食付(夕食:BBQ)
¥11,000~/大人
・手ぶらでキャンプ食事なし
¥8,500~/大人
※手ぶらでキャンプは計5区画。4シーズン料金制
※朝食は本館のビュッフェで、すべて入浴付
・持込みテントサイト:6区画
¥1,050/泊
<参考>
我が家(夫婦+小学生2人の4人家族)の場合
※6/26(土)から「持込みテントサイト」に1泊
(¥420×4)+¥1,050×1泊=¥2,730(税込)
【キャンセル料】7日前~:20%、当日・不泊:50%
【周辺環境】
・コンビニ:島外
・スーパー:島外
・温泉施設:本館(せと温泉)
・観光施設:大久野島ビジターセンター、毒ガス資料館
■最新情報や概要詳細はこちらでご確認ください
マップ右端の「第二桟橋」から徒歩でおよそ10分。キャンプ場の駐車場の所から、サイトのご紹介をしていきましょう。
テントサイト内にウサギが入らないように、周囲は低いフェンスで囲まれています。
入ってすぐ左が、1番と2番。1番は木製デッキの工事中。
3番サイト。
少し先で振り返る。所々に木があり、木陰が出来ています。
4番と5番には、ROBENSの8人用ワンポールテントが張られていました。このように、1番から5番は「手ぶらでキャンプ」用になったんですね。
タープやテーブル・チェアなどもセットされています。今日の利用があるようですね。
さて、今度は海側。6番から10番。こちらは持込みテントサイトです。
小雨が混じるあいにくの天気にも関わらず、満サイト。
駐車場とトイレに一番近いサイト、6番。これは、設営される前の写真。
7番と8番。各サイトはロープで仕切られていますが、オートでもないのに10m×10m。そして、サイト間が2~3m程度離れているので、こんなにゆったり。
8番と9番の間には、歩行者・自転車用道路への出入口があります。当然、ここから出入りをされる方がいらっしゃるので、少し気になるかも。
9番と10番。
10番が我が家。いつものように「端が良い」と思って予約時に「10番を希望」と伝えていたところ、叶えていただけたようです(但し、原則としてサイト指定不可)。
ただ、なんと隣に「11番」を発見!サイトを増設されていました。※こちらもこの後、設営されました。
改めて、11番サイト前のデッキで振り返る。目の前は瀬戸内海が広がり、とても開放的なキャンプ場です。
海側には日陰がないので、真夏はかなり暑くなりそうですが(^^;)
トイレと管理棟もチェックしておきましょう。
炊事棟と逆の方向にあります。右奥に見えているのが「キャンプ場管理棟」です。
もう少し行った先にトイレがあります。駐車場側の出入口からでも200m近く離れているので、トイレはお早めに。
男性用の個室はひとつで、和式。
中央に障がい者用のトイレがあるのですが、ここはとても臭くて使えませんでした。
一方、こちらが夏休みシーズンだけオープンをする「キャンプ場管理棟」。屋外に自動販売機が設置されているので、オフシーズンでも助かりますね。
正午過ぎに本館で受付けを済ませた帰り道には、予約をしておいた薪(¥500)がこのように置かれていました。
サイトまでボクが運んでくれます。姫様は指南役。女王様は、ただ遅れているだけ。
左側の道が自動車専用道路で、右側は歩行者・自転車用道路。自動車で来た場合はここでUターンをして、右の駐車場に停めることになります。
なお、搬出入時にもサイトへの乗入れは出来ないので、駐車場から遠いサイトの場合には特に、カートがあれば便利ですね。
夫唱婦随ならぬ、姉唱弟随。
頑張れよ~。
姫様の焚き火調理も様になってきました。
そして夜。10番サイト付近からは、いつもの掛け声が場内に響き渡っていました。
UNO!
翌朝。何やら外でゴソゴソという音が聞こえます。
顔を出して見ると、
10羽前後のウサギがサイト内に侵入。我が家のサイトでも芝生を食べてるわ、穴を掘ってるわ…。これは確かに、ウサギが入らないようしなければいけませんね。
なんと、扇風機のコードをかじっています。まぁ、これは直せるとしても…
ユニフレームのバケツまで…。それも、今回初下ろしなんですが…。
犯人はこの人です。
この顔にピンと来たら110番。ご注意ください。
次回は、休暇村大久野島の本館やビジターセンターなど、島内の施設をご紹介します。
気温25℃で夏日、30℃が真夏日、35℃は猛暑日。これからの猛暑キャンプは、設営簡単・軽量コンパクトが断然おすすめ!
今回の我が家の荷物はこれだけです。
中でも、テーブルはこちらがおすすめです。
結構広いですし、ロール式でも心材の凸凹が少ないので、コップなどが置きやすい。2台あれば、ファミリーでも十分にメインテーブルになりますよ!
その他のギアも、いつかご紹介しますので、よろしければご参考に。