広島県に発令されていた緊急事態宣言は解除され、少しずつですがワクチン接種が進んで来ています。一方、例年この時期にキャンパーを悩ませる梅雨ですが、今年の中国地方は7月20日頃に開けそうなので、22日からの4連休は「猛暑キャンプ」を楽しめそうですね。
コロナの影響で、キャンプはおろか近所の公園でさえ遊べなかったことを考えたら、猛暑なんて…。
さて、これは広島県に緊急事態宣言が発令される前、温暖な気候の2021年GWのお話。
キャンプ3日目の5月4日は、目田森林公園から車で約15分、飯の原農村公園「吉栗の郷」に行きました。
こちらには各種研修室や屋根付広場、多目的グラウンドなどがあり、近くを流れる神戸川護岸の広場では、カヌー体験や川遊びが出来ます。
■飯の原農村公園 吉栗の郷
・営業:9:00~17:00
・定休:毎週木曜日、年末年始
なかでも手軽に楽しめるのが、羊との触れ合い。およそ15頭の羊を放牧されており、毛刈り、紡ぎ、織り、製品加工までされています。
放牧地はとても広いようで、グラウンドの向こう側にいたり、神戸川の反対岸(県道184号線沿いの空き地)にいたりと、神出鬼没で面白い。
「えーーっ、こんな所になんで羊が?」
センターハウス裏側にある羊小屋付近は無料開放されており、置かれている草をあげることや、
固形のエサ(¥100/袋)を買って、あげることもことも出来ます。
ほらほら、羊さんたちがお待ちかねですよ!
子羊を見て、何を思うのか?
おふたりも子羊のように、おとなしくなって欲しいものですが…。
また、自由にお借りできる自転車もあります。その他、我が家は正面の広いグラウンドで、いつものようにスポンジボールで野球をしました。
昼食は、園内にある「吉栗の食処おちらと」にて。
ここは2018年4月にオープンをした、地元の方による食堂。メニューが豊富なので、家族でも行きやすい。但し、ご年配の方が接客や調理をされているので、繁忙期は特に、時間と心に余裕をもって行かれてください。
私はもちろん「ジンギスカン定食」。ラム肉という感じはまったくなく、ご飯が進む味付け。
そして、帰り道には神戸川で川遊び、ならぬ、水路遊び…。
「流れが急だから」ということでも、完全には中止にならない我が家の遊び事。お花など色んな荷物を載せた「笹船もどき」を流して、田舎体験。
いやぁ、都会育ちの箱入り娘とシティボーイだからな~。
4日目。
チェックアウト後にまず伺ったのは、目田森林公園から車でわずか10分、神戸川の支流、須佐川のほとりにある「須佐神社」。
静まり返った境内は、神聖な雰囲気に満ちています。
■須佐神社
・受付:9:00~16:00
・駐車場:有20台(無料)
ここは、日本神話の中でヤマタノオロチを退治した英雄神「須佐之男命(スサノオノミコト)」の御魂を祀る、日本唯一の神社。
ゴキブリ退治も出来ない私と違い、ボクには強くたくましくなって欲しいものです。
パワーを頂いた後は、須佐神社に隣接した天然温泉の宿「ゆかり館」で身体を清める。
ただ、まだ11:00の入浴開始前なので、今のうちにお隣のお店でお買い物。「やぎアイス」とな?
■雲海の館
・営業:9:00~17:00
・定休:原則火曜日
地元の野菜などが並んでいました。ここで買ったものでキャンプ飯を作っても、良かったですね。
時間になりました。さあ、ひとっ風呂。こちらは少しにごりがある硫酸塩泉で、美肌効果が高い泉質らしい。
■出雲須佐温泉ゆかり館(日帰り入浴)
・設備:露天風呂、サウナ、気泡風呂など
・入浴時間:11:00~20:00(最終受付19:30)
・料金:一般/¥600、65歳以上・小中学生/¥400、未就学児/¥200、3歳未満/無料※目田森林公園などの利用で¥100割引。
身体に自信がある方は、石垣から顔を出してみてください。周辺にお住まいの方と目が合うかも。
「こ、こんにちは~」
(出典:出雲須佐温泉ゆかり館)
また、全室内湯付きの客室や宴会場の他に、売店やレストランもあります。職場へのお土産物はこちらで購入しました。
昼食はこちらで頂く予定でしたが、お風呂上がりが既にラストオーダーの14:00近くだったので、お隣に移動。女の子チームのお風呂は、とにかく長い…。
【和風レストランだんだん】
・営業:11:30~14:30(LO14:00)、17:30~20:30(LO20:00)
・定休:水・木曜日※GW、年末年始、夏休み期間などは除く
綺麗でとても居心地が良いお店。屋外のテラスでも食事が頂けるようです。
■味処すさのお
出雲そばとうどんのお店。
・営業:11:00~16:00(平日は14:00まで)
・定休:木曜日(繁忙期は除く)
我が家は、誰が何を注文しても、みんなで交換して食べるというお行儀の悪いシステム。
こちらは、ボクが注文をした「ざるそば」+「えび天1尾」のトッピング。女王様の「きじそば」、姫様の「カレーうどん」、私の「ざるうどん」。
どれも美味しかったです!
なお、道路向かいに「ヤマサキYショップ佐田町あわや店」があります。名物のスサノオアイスや塩大福が美味しそうでした。
GW3泊4日の目田森林公園でのキャンプ。最後の訪問先は、こちら「出雲市役所佐田行政センター」。この2階にある「佐田図書館」です。
図書館?
実は、連泊のキャンプ遠征時には時々、付近の図書館を利用させていただく我が家。その町や地域の特徴があって面白いですし、ひと時の休息。
姫様とボクは、本が大好き。
訪問目的は、もうひとつ。
いつもはタープ下や幕内でしているお勉強ですが、静かなうえに机や空調整備などが整った図書館は、最高の場所ですよね。
ふたりとも本当によく頑張ります。目指せ広島大学!
その他の周辺施設。まずは、連泊キャンプに欠かせないスーパー。
■ラピタ佐田
目田森林公園の出入口の目印にもなる、JAしまね直営のスーパー。
・営業:9:30~19:00
・定休:年中無休
とても便利な立地なので、毎日伺いました。目田森林公園でキャンプの場合、クーラーBOXはコンパクトなものでOKですね。
欲しかったバケットはなかったのですが、なんと近くの名物パン屋さんのパンが売られていました。
■牧場のパン屋さんカウベル
目田森林公園のすぐ近くにある伊藤牧場で、製造・販売をされている米粉パン。
イートインはもちろん、牧場の見学や各種体験が出来るようなので、次の機会には是非伺ってみたいと思います。
<伊藤牧場(公式)>
また、こちらも連泊キャンプには欲しい、コインランドリー。ラピタ佐田店の駐車場に、“乾燥専用”のランドリーがありました。
■乾燥屋さん
・営業:5:00~23:00
・料金:¥100/10分
洗濯もしたかった我が家は、佐田図書館の近くにある、こちらのコインランドリーを利用しました。
■コインランドリー
・設備:全自動(7kg):¥300、その他ドラム式、くつ洗い
最後に、松江自動車道「雲南吉田IC」を下りてすぐの場所にある道の駅「たたらば壱番地」を少しご紹介します。
ここは無料区間なので、SAのような感覚で立ち寄ることが出来ます。産直市コーナー「よってごしな菜」やお土産物屋「たたらっち」以外にも、出雲地方の名店が並んでいます。
■道の駅たたらば壱番地
・営業:8:30~19:30(冬季は9:00~18:00)
※レストランは10:30~。
【奥出雲たなべ 松風庵かねすえ/100時間カレーパン】
本わらび粉使用でコシが強い「松風庵かねすえ」の「さぬきわらび餅」。
そして、神田カレーグランプリで2度も優勝のうえ殿堂入りされたというカレーパン専門店「100時間カレー」と、八天堂がコラボしたカレーパン。
【おさつ家】
東京都の門前仲町に本店がある、大学芋やスイートポテトを中心としたさつまいも専門店。
<おさつ家(公式)>
【たなべ森の鶏舎 ままたまご】
車で3分のところにある「たなべ森の鶏舎」で採れた、新鮮な有精卵を使ったスイーツが美味しい。
往路は、こちらで昼食を頂きました。
■出雲そばレストランむらげ
産直市の奥、ガラス張りの明るく開放的な店内で、十割そばや名物の「田守り麺(たまもりめん)」、丼物などが食べられます。
島根県雲南市産のそば粉を使った十割そばと、写真手前が名物の「田守り麺(たまもりめん)」。
地元里山の水田を守りたいという想いから生まれたという、米粉100%で無添加の「田守り麺」はコシが強く、あっさりとしたラーメン風に仕上がっていました。
目田森林公園がある佐田町から北に行けば「立久恵峡」や出雲市内、西に行けば海水浴場が隣接した道の駅「キララ多岐」や「海辺の多岐図書館」がある多岐町、南には三瓶山、東には「巨大迷路ドラゴンメイズ」もある雲南市。
周辺観光と共に、とても楽しく気持ちが良い、ほっこり出来るキャンプ場なので、本当にお勧めです。
おしまい