2021年4月。我が家のファミリーキャンプは、いよいよSeason6に突入。0歳からキャンプを始めた長男(ボク)が、今春から小学生ですもんね。早いものです。
今年最初のキャンプ。2021年4月10日(土)から1泊で、広島県神石郡神石高原町にある「星居山森林公園」に行って来ました。
星居山(ほしのこやま)は、県東部では最高峰級になる標高835m。
太古の昔、この一帯には空から星が降り、いつも真昼のように明るかったらしい。その話を聞かれた孝徳天皇は大化元(645)年8月、この地にお越しになり、この山を「星ノ居山」と命名されたという。天皇が行幸され名付けられた、星が居る山。なんともロマンチックが止まらないお話ですね。
話を戻そう。我が家のキャンプのお話。
標高835mということは、前回ご紹介した、同じ町内にある「神石高原ティアガルテン」の標高がおよそ700mなので、さらに高い位置にあるキャンプ場ということ。
標高100mで0.65℃気温が下がるので、標高835mならばおよそ5℃。これから迎える夏seasonには、とても過ごしやすいキャンプ場ですね。
ところが、我が家が伺ったのは4月の上旬。それも、この日は全国的に厳しい寒波が押し寄せるという予報でした。ここはアルパカくん(オススメ欄参照)に頑張ってもらいましょう。
さて、ギアの準備はともかく、運転手の関心はそのルート。観光や休憩地を含め、女王様や姫様を安全・快適にご案内するのが、私の使命です。
まずは、「神石高原ティアガルテン」で慣れているルート。
中国道「三次東IC」から尾道自動車道「甲奴IC」⇒県道424号線⇒県道27号線⇒県道416号線⇒林道のルートが最初に思い浮かぶのですが、最後の黒矢印の林道はともかく、赤丸の辺りも離合が難しそう。
むむむ。
もう少し先、神石高原役場前の県道259号線を通るルートを勧めるというクチコミもありましたが、むしろこちらの方が、離合が難しいところが長そう…。
グーグル様のストリートビューで周辺道路をまんべんなく仮想ドライブするものの、その他のルートも決め手がなく、結局、以下のルートにしました。
中国道「庄原IC」⇒国道432号線⇒県道423号線⇒県道25号線⇒林道。こちらからでも黒丸からの林道(約5.5㎞、20分)は離合が困難ですが、それまでは快適そのもの。そして、このルート選択の決め手は「道の駅」。女王様がお好きなんで…。
交通安全より家内安全。
もうひとつ、キャンプ場に行くまでのお楽しみ。
広島県人ならどこかで目にされているでしょう、庄原名菓の「田總(たぶさ)羊羹」。この羊羹を作られている(有)横山甘泉堂が、ルート沿いにあるのです。
道の駅はもちろん、近くのスーパーでも買えますが、やはり実店舗で買えれば味も2割増し。ただ、残念ながらお休みでした。※翌日の帰り道にも寄りましたが、やはりお休みでした。現在は、こちらでの販売はされていないのかもしれません。
その数分先に、ガラス張りの「光のドーム」が特徴的な「道の駅リストアステーション」。
ここは、広島県で最初に道の駅に指定された施設。規模は大きくはありませんが、地元の名産品が所狭しと並んでいます。
もちろん田總羊羹もw
田總川の向こう側には「アースワーク河川公園」があり、
のどかな風景が広がっています。
そして、道の駅内にある「レストランさとやま」では、
そんな景色を眺めながら食事が出来るようです。
■道の駅 リストアステーション
・営業:9:00~17:30(レストラン:10:00~17:00)
・定休:火曜日(祝日の場合、翌日)
ここから「星居山森林公園」までは約40分。チェックインの頃合いまでこちらで食べて飲んで遊んで、とても気持ちが良い朝を過ごすことが出来ました。
さぁ、運転も頑張るぞ!
車を走らせていた私の眼光が鋭くなったのは、こちら。鈴鹿サーキットのヘアピンカーブを思わせる急カーブ。
見落とし厳禁の、黒丸地点。なお、「水色のルートで32分」のうち、この先だけで20分。通行が困難なことを表していますね。
しかし、松下幸之助先生はおっしゃっている。
「困難を乗り越えた先には、相応の幸福が待っている」
所々に離合できる場所や「星居山」の案内看板があったこともあり、比較的スムーズでしたし、道路沿いの景色もとても綺麗でした。
なお、帰路を含め対向車は全くありませんでした。
到着。快晴の空と小鳥のさえずりが、私たちを待ってくれていました。
あちらが管理棟のようですね。早速、受付に行ってみましょう。
棟内は土足禁止です。
■星居山森林公園
【施設概要】
・営業期間:4月1日~11月下旬
・定休日:無
・管理対応時間:9:00~17:00
・夜間緊急対応:有(TEL)
・チェックイン:12:00~17:00
・チェックアウト:~11:00
・アーリー/レイト:無
・デイキャン:無
・静粛指定時間:22:00~
・予約受付開始/方法:3月1日以降/Web
・サイト指定:不可(フリーサイト)
・現金以外の支払い:不可
・割引:無
・ペット:不可
・ごみ処分:不可(持帰り)※灰捨てのみ可
・レンタル:寝袋(¥500)、毛布(¥200)、BBQ台、炊飯器、カセットコンロ、石油ファンヒーター(¥500。バンガロー利用のみ)など
・販売:薪(¥500)、炭(3kg¥500)など
・酒類販売:無
・飲料販売:無※2021年GW頃から棟内で販売開始予定
・飲食設備:無
・シャワー設備:有(¥260/回・人)※24時間利用可
・コインランドリー:無
・花火:手持ちのみ可(指定場所)
・遊具:迷路、ミステリーハウス、アスレチック、ブランコなど
・その他:運動グラウンド、展望台、遊歩道、研修室など
【利用料】入園料+サイト料
■入園料
・大人(12歳以上):¥300/人
・小人(3歳以上):¥200/人
■サイト料
・フリーサイト(非オート)4張※通常は6張のところ、コロナ対策で減:¥1,570/泊/張(~10名)※電源はオプション可
・バンガロー(3人用)3棟:¥5,230/泊
・バンガロー(5人用)1棟:¥6,280/泊
・コテージ(8人用)1棟:¥10,470/泊
<参考>
我が家(夫婦+小学生2人の4人家族)の場合※4/10(土)からフリーサイトに1泊
(¥300×2)+(¥200×2)+¥1,570=¥2,570
【キャンセル料】無
【周辺環境】
・コンビニ:セブンイレブン上下府中店(車で約35分)
・スーパー:フレックス神石高原店(車で約25分)
・温泉施設:光信寺の湯 ゆっくら(車で約20分)
・観光施設:特になし
■最新情報や概要詳細はこちらでご確認ください
前述の通り、最寄りのスーパーやコンビニまで車で約30分かかるうえに、その道は離合が困難な林道。さらに、園内で飲料や食料品の販売どころか、自動販売機もありません。
一方、管理棟内にはとても便利なものがあります。利用無料の冷蔵庫!管理棟は24時間開放されていますし、特に夏場は重宝しそうですね。
なお、今年のGW頃から管理棟内で飲料の販売が出来るように、現在準備中だと伺いました。今ごろは、もう販売を開始されているかもしれません。
管理棟にはトイレの他、 シャワーとお風呂(!)があります。
男子トイレ。とても綺麗に清掃されています。
個室は洋式で、暖房便座付き。
キャンプサイト近くにもトイレがありますが、そちらは普通便座なので、みなさんこちらのトイレを利用されているようでした。
そして、シャワー。
シャワーはコイン式ではなく、1回1人¥250という固定利用料金。とても広いので、使いやすそうですね。
※24時間いつでも利用できますが、利用する場合は17:00までに事前申告が必要です(ボイラーのスイッチをONにしていただくため)。
そして、なんとお風呂も利用できます!
車で約20分のところに「光信寺の湯ゆっくら」という立派な日帰り入浴施設がありますが、スーパー・コンビニと同様に通りにくい道なので、これは助かりますね。
無料冷蔵庫やお風呂と、充実した設備の管理棟。
さらに、園内には迷路やミステリーハウス、アスレチックなど、楽しい遊具がたくさんあります。
キャンプサイトと共に、次回ご紹介します。
ーーーー★オススメ in マイギア★ーーーー
■NEWアルパカストーブ(2020年2月に¥24,000で購入)
早春や晩秋のファミリーキャンプでも、これがあれば安心。熱帯夜は寝苦しいだけでも、極寒の夜は笑い話になりません。
とても人気が高く、Amazonではすぐに完売になるので、夏のうちに購入されておくことをお勧めします。コーナン五徳を載せて幕内で調理、という楽しみ方も出来ますよ!