【広島発】初心者のファミリーキャンプ

広島近郊のおすすめキャンプ場やキャンプギアのご紹介など

寂地峡キャンプ場.4 ~広場サイト、五龍の滝

 

秘密のベールに包まれていた寂地峡キャンプ場。今、解き明かされるその魅力。

改めて振り返ってみましょう。

 

 

・赤丸:テントサイト(路地):非オート、区画:¥1,040/泊。20区画。寂地川沿いにサイトが並ぶ。車の乗入れ不可のため、高低差がある散策道を使っての搬出入が必至。サイトの多くは3.5m×3.5m程度と狭いが、2区画続けて利用することが出来そうな場所もある。

・青丸:テントサイト(デッキ):オート、区画:¥2,090/泊。11区画。車の横付けが出来るが、4m×4mのデッキサイトのため、テントは自立可能な小型テントに限られる。サイト料は路地の倍額。

・緑丸:テントサイト(芝生):オート、区画:¥1,040/泊。7区画程度。平坦な芝生の広場にあるサイト。明確な区分けはされていないが、広さはおよそ6~8m角。寂地川には面していない。

いずれにも一長一短があり、甲乙付け難い。それだけ、様々なキャンプスタイルに対応できると言えますね。

 

 

さて、今回は緑丸の「広場サイトエリア(仮称)」のご紹介です。黒丸から矢印のように参ります。

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こちらはオートサイト。受付けを済ませたら、レストハウス菩提樹の横の道を通って参りましょう。

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とても広い駐車場がありました。

実は、五龍の滝の散策や寂地山登山の方だけでなく、ラフティング体験のようなグループにも出会いましたので、大型バスで来られる団体の利用も多いのかもしれません。

右の黒丸には…、

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目的の広場サイトに行く歩道があり、管理棟との往復の近道になります。

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車は、駐車場を抜けた先をもう少し進み、こちらでハッピーターン。

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そこに広がっているのが、広場サイト。

真ん中分けで、左側(山側)に4区画で、右側(駐車場側)に3区画でしょうか。う~ん、右にはもう1区画あったかも...。あまりよく確認しておりませんm(_ _)m

これまでと同様に、各サイトには位置の目安となる区画番号のプレートが取り付けられていますが、明確な区画分けはされていません。

右側(駐車場側)は6m×6mくらいでしょうか。おそらく端だった55番と57番はともかく、車を停めれば、56番はそれほど広くはなさそう。

ただ、オートで芝生の広々サイトなので、特に何も不自由はありませんね。

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反対側は4区画。手前に余裕があるためか、こちらの方が広く使えそうな印象でした。

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奥の方から見たところ。51番が出入口側。大きな木が適度な日陰を作ってくれており、真夏の避暑にも丁度良さそうですね。

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一番奥に炊事場がありました。こちらは少し寂しそう。そして、隣の階段を少し上ったところにトイレがあります。

管理棟の横にあったものと全く同じタイプ。

という事で、身障者用(普通便座)もあります。

この一段上がったトイレの所から、広場サイトを見渡す。

川に面していないのでせせらぎが聞こえず、「寂地峡のキャンプ場に来た!」という感じはあまりありませんが、何と言ってもオートで芝生のサイト。そ・し・て、¥1,040/泊!

今のところ利用者は多くはないのでしょうから、ゆっくり広く使えそうですし、ファミリーやグルキャンに良さそうですね。

 

 

さて最後に、「区画サイトエリア」の赤丸の場所に戻って、日本の滝百選に選ばれた「五龍の滝」沿いに整備された遊歩道を歩いてみましょう。

我が家が挑むのはBコース(330m)、からの~Aコース(730m)。

なお、Cコースは現在、落石のため通行禁止になっています。

(出典:錦川観光協会)

サイトのチェックアウトは14:00ですが、少し早めに撤収と車の移動を済ませて、いざ出発!

橋を渡ったところに水汲み場がありました。「名水 長寿 延齢草の雫 延齢の水」。これから待ち構える試練の遊歩道に挑む前の、一杯の力水。

ところが、ガブ飲みをする人も...。

さぁ行くぞ、父に続け!

ところが、皆さんずっと以前に出発されているようで姿が見えません。私の介護係の姫様までお父さんを置いて…。我が家の実態。

遊歩道はさすがに綺麗に整備されており、歩きやすい。20m歩くごとに変わる景観に癒されます。

いつもの隊列。ふと思う。私が滝つぼに落ちても、誰も気が付かないだろうな…。

ただ、手摺りもしっかりしているので、高所恐怖症の私でも安心です。

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と、ところが…最終盤に。

クチコミで見ましたよ、ここで引き返したというお話。私も引き返したかったけど、ドンドン進んで行くんですもの、この人たち。

これは遊歩道と言えるのだろうか...。

おいおい、もしかしてだけど、もしかしてだけど、この先に三佛寺の投入堂があるのか?

こども達には、ちゅーぴーアスレチック以上のアトラクション。

階段を抜けると、そこはトンネルだった。

今、私たちの幸せな日々があるのは、すべて先人のご苦労のお陰ですね。

この先、Aコースの遊歩道は下り斜面の細い山道。途中にベンチがあるので、休みながらゆっくり。

すると、何やらBBQ広場のようなところも。先人の憩いの場だったのでしょう。他にも、現在も利用して良いのか否かは未確認ですが、野営感たっぷりのキャンプサイトらしい場所が2~3区画ありました。

かなり下って来たのか、背が高い杉が整然と並んでいます。5㎝で良いから私に分けて欲しい。あんなに牛乳を飲んだのに、いつもお腹をこわすだけだった青春時代。

宇佐八幡宮に到着。幹周り約7.5m、高さ約60mもある県指定の天然記念物という大杉は、樹齢1,000年らしい。1,000年前と言えば、頼朝さんの良い国も未完成の頃ですね。

川遊びに山歩き、とても素敵なキャンプになりました。

 

 

帰路の寄り道を盗撮。トレッキングの疲れは、こちらで癒しましたとさ。めでたしめでたし。

いかがでしたか?寂地峡キャンプ場。

サイトに電源や流し台、給湯設備などはありませんが、どこのトイレにも洋式便器が設置されており、炊事棟を含め、その清掃状態は私がこれまで経験をしたキャンプ場の中で最高レベル。それもそのはず、女王様曰く、トイレの床を丁寧にモップで清掃をされていたらしい。

また、管理人さんは夜間は常駐されていませんが、緊急時の連絡先として、おふたりの職員さんのお名前と携帯番号がサニタリー棟に張り出されていました。

実際に電話をする機会はあまりありませんが、安心できます。こういうところで、管理に関わる姿勢が伺えますよね。

■岩国市のキャンプ場

kankou.iwakuni-city.net

 

「神石高原ティアガルテン」のように、とにかく誰にでもお勧め!というキャンプ場ではありませんが、これからの季節の避暑や、秋の紅葉シーズンにお出掛けされてみてはいかがでしょうか。

おしまい

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