設営が終わったら、キャンプ場外の散策に出発!
赤丸のところに階段があります。ここを降りたらタカノス交流広場に行けるようですが、あくまで非常時の避難用階段なので昇降は自己責任で。
確かに、もの凄い急勾配💦。昇りはともかく降りは非常に危険なので、すぐに引き返しました。
…と言うことで、春の柔らかな陽差しのもと、女の子チームはデザートタイムを満喫。
俺たち男の子チームは未開の地に遠征をするぜ!赤矢印の里道を通って、男の海へ。
タカノス交流広場の下に綺麗な砂浜がありました。
この後ふたりで貝殻拾い。父子ふたりで過ごす、こんな時間を大切にしたい54歳の父。この瞬間もキャンプというひとつの「きっかけ」のお陰ですね。
彼は今からどんな人生を歩んで行くのかな?父とのこの瞬間を覚えていてくれるかな?こんな父の子で良かったと思ってくれるかな?不安は尽きない。
様々な経験をすることで、何かを感じるきっかけになれば。父親にありがちな一方的な思い込み。
思い出に音楽はつきもの。砂浜に来るといつも思い出す曲。君には伝えたいことがたくさんあるんだ。
おっと、感傷に更けている場合ではありません。そろそろ戻ろうかね。途中までは階段で。
キャンプ場に戻ると、皆さん設営を済まされていました。やはり満サイト。
サイトABCはなんと4人のソログルキャンの方々で、Aにタープ、BCに計4つのソロ用テントを張られていました。こういう使い方ならテント間の距離や視界は全く問題ありませんね。
さらに、サイトDもソロ2人組のご利用。
その奥に少し見えているツールームテントが、完全に場違いな我が家のサイトEです。
サイトDEFはこんな感じ。相互の距離は近いのですが、テントの位置が段々にずれているので、「すぐ横を向けばお隣と顔を合わす」ということはありません。F~Hからは海がほぼ眺められませんが、ある程度の「過ごしやすさ」は得られそうです。
なお、我が家のサイトEでは前方が空いていたので管理人さんに確認をしたところ、木枠の外ですがハンモックを張らせていただけました。
〈瀬戸内海に夜が来た〉
まだ肌寒い4月の上旬。今宵は鍋料理。
サイトEでは、対岸の広島市の夜景を眺めながら食事をすることが出来ました。
また、場内には可愛いイルミネーションがされるなど、炊事場周辺もライトアップがされていました。
この日は女性ソロの方がおふたりいらっしゃいましたが、管理人さんが常駐されているので、女性ソロの方でも安心ですね。
8区画のうち我が家のE以外の利用者は、前述の通りABCがソロ4名、Dはソロ2名、FGはいずれもソロ、Hはデュオの方でした。
この日だけの話ではありますが、ファミリーというより、ソロでゆったりとした時間を楽しむことが似合うキャンプ場なのかもしれません。
なお、切串港から徒歩でも15分くらいの距離なので、車を使わずにこちらに来ることも出来ます。都会に多いらしい徒歩キャンプですね。
JR広島駅→広島(宇品)港→江田島切串港(西沖)→徒歩15分でHawk Nest Family Village。
なるほど、ソロの方が多かったのも分かります。
※天応港発着の切串港(吹越)からは徒歩で約30分になりますので、ご注意ください。
他に瀬戸内沿岸で徒歩キャンプがしやすいと言えば、大久野島ですかね?
確かに、ソロの方の利用が多かった気がします。
翌朝の場内。
11:00にチェックアウト後、やって来たのはキャンプ場から車で約5分ほど西にある大須港。
午後はこちらで、今回のメインイベント(?)魚釣りをします。青物の引きの強さ・楽しさを味わってもらいましょう!
ここは足場が広いうえに、駐車場やトイレが整備されているので、こども達でも魚釣りがしやすい場所です。
せっかく江田島の最北端まで来ているので、春の昼下がりにのんびり魚釣りを体験してみましょう。
ふたりともこの日のために新調したmy竿でサビキ釣り。
昼食は、島の主が漁師メシ、ならぬパスタを作ってくれました。
釣果は?チヌは漁師さんに頂いたものです(笑)
帰路は、切串港(西沖)から広島港まで上村汽船のフェリーにて。
■料金:おとな¥470、こども¥240、車輛(4m×6m)¥2,600※運転手分含む
<参考>我が家(車輛:メルセデス・フリード、夫婦+小学生2人)の場合:¥3,550
船に乗ると、こども達は何故か鳥になってしまう。
「ジャック!私、飛んでるわ」
角度がバンザイになっているけど、飛べてる?
2階のデッキでロマンチックなことをしていると、船長さんが他のご家族も含め、通常は立入禁止の3階のデッキにも上がらせてくださいました。眺め最高!
そして、「港の入口(赤と白の灯台)付近から左側を見てみてください」と観光案内まで。
広島湾の南約3㎞沖にある広島市最大の島「似島(にのしま)」ですが、ここから見た形が富士山に似ていることから「安芸小富士(あきのこふじ)」と呼ばれているらしい。
安芸小富士の登山ルートは4つあり、標高287mの山頂からは広島の町や瀬戸内海の多島美が一望できるようなので、いつかトレッキングに出掛けてみたいと思います。
やっぱり帰りはフェリーを利用して良かった。
交通手段というだけでない、こういう瞬間が思い出に華を添えてくれますよね。
サンキュー、キャプテン!
釣った魚を私の実家(五日市)に届けに行く前に、思い出の地で少し腹ごしらえ。とても地味だけど、これも今回のキャンプのお目当てだったんです。
キャンプって、テントを張って食べて寝てってだけじゃない、それは小旅行だと思うんです。
今夜のディナーはこちら、五洋売店にて。
20~30年前の10年近く、私はよく立ち寄っていたんです。その頃は売店も営業をされていたので、いつもおしんこ付きのおにぎりとセットで頂いていました。メニューは「天ぷらそば」が「肉うどん」に変わっていましたが、今でも元気に営業中!
お金を入れてボタンを押すと、この箱の中にいる小柄なおじさんが、わずか25秒で提供してくれます。
■天ぷらうどん:¥250、肉うどん:¥300
お父さんの思い出のうどんだもの、「一杯のかけそば」と言わず、ひとり一杯ずつ頂きましょう。ボクだけ肉うどんで、今夜のディナーは合計¥1,050也。
皆様のお宅でも、高級フレンチやイタリアンばかりではなく、たまには素朴な和食はいかがですか?
明日から今年2回目のキャンプ に行って来ます。降水確率90%ですけど晴耕雨読。楽しんで来ます!
おしまい